ショパンの成長と、初めての恋

ショパンの成長と、初めての恋

Chopin Episode Vol.4 ショパンの成長と、初めての恋

ショパンは4歳の頃、3歳年上の姉 ルドヴィカからピアノを教えてもらうようになります。

 

6歳になると、父ニコラが探してきた音楽教師、ヴォイチェフ・ジヴニーにつきます。実はジヴニー、ピアノよりヴァイオリンの方が得意。彼は教育者としてのセンスが良く、当時の流行から外れたJ.S.バッハやモーツァルトを基本として教えました。これは、後のショパンに大きな影響を与えています。作曲も学び、 初めて出版されたのが、7歳で作曲した「ポロネーズト短調」です。

 

その後、当時ポーランドで最高の音楽家であり、ワルシャワ音楽院の院長 ユゼフ・エルスネルに師事。

初めの頃 エルスネルは、ショパンに作曲の形式や理論を教えていましたが、ショパンの才能を高く評価した彼は、自由に作品を作らせるようになります。 

 

ショパンは16歳でワルシャワ音楽院に入学。

発想豊かに伸び伸びと作曲を続けるショパンは、授業も成績も特別扱い。卒業時の成績表には「類い稀な才能の持ち主、音楽の天才」と書かれていました。

 

ところで ショパン、ワルシャワ音楽院在学中に恋をします。

美しいソプラノを持つ 同級生のコンスタンツィア・グワドコフツカに心ときめかせます。ショパンの初恋…

ショパンは彼女を想って「ピアノ協奏曲第2番 第2楽章アダージョ」を作曲しています。ショパンが自分の想いを彼女に告げたのかどうか…ほどなくポーランドを旅立つショパン、初恋は終わりを迎えるのでした。

ブログカテゴリの最新記事